法人沿革

 福寿荘は、人吉球磨圏域の高齢化社会を見据えた老人福祉施設の拠点として、湯前町の現在地で昭和47年6月から事業を開始しました。

 開始年度は50床でしたが、福祉元年と呼ばれる老人医療費の無料化や「収容の場」から「生活の場」へと施設を高めていこうとの動きに合わせ、昭和50年度30増床(合計80床)、昭和57年度60増床(合計140床)となりました。
 
 その後、高齢化社会を見据えた国の10か年計画「ゴールドプラン政策」で在宅福祉重視の意向や圏域内の特別養護老人ホームの設置を受け、平成10年30減床(合計110床)、平成12年20減床(合計90床)となり現在に至っています。
 なお、平成26年4月からは90床が介護老人福祉施設の指定を受けるとともに、短期入所生活介護入所定員6床(現在休止中)で運営しています。
 また、平成8年度には大規模改修、平成15年度には大規模改修と空調設備改修、さらに平成28年度耐震工事も実施しています。

 令和2年4月、人吉球磨広域行政組合から、地元湯前町の社会福祉法人「紘健会」への移譲を受け、一層の福祉の拠点として変化を遂げようとしています。
 防災上対応しやすい平屋の建物と、建設当時の緩やかな時を刻む自然豊かな丘に建つこの施設は、要介護認定を受けた入所者様に、その方の有する能力に応じた自立した生活を安心して送っていただける環境となっています。

福寿荘の上空写真